たすけあうかみあわせ
かみあわせコンテンツ
歯科の骨格10のポイント
- 歯科治療の中核部分を少し具体的に、お話しするとこんな感じになります。
一に診断、二つに予防、三つに治療、そして四つの安心です。
私はその10ポイントが歯科の骨格と考えています。
一に診断、この大切さに気付いて
歯科を初診で訪れると、どこでも問診があります。
しかし、その問診にどれだけ時間をかけているでしょう。
1分?3分?5分?込み入った話、長いデンタルヒストリーがある場合はその話がちゃんと伝わっているでしょうか。また歯科医師から患者さんに十分な質問が細部にわたってなされ、活用されているでしょうか?
次に診査はどうでしょう、どんな主訴でも、画一的な通り一遍の診査がワンセットでおこなわれていませんか?
それが終わると、すぐに診療計画の説明になっていませんか?何かおかしくありません?
当診療所では、初診時には相談という形で来院していただき、じっくりお話をお伺いするようにしています。
そのとき同時に問診も行うシステムです(相談時間は一時間で、費用は無料)。
そのときは、簡単なアドバイスやコメントそして治療方法についてのお話をして終わります。そしてよければ、次回来院時に各種診査・資料収集(噛みあわせについては、歯型とりが必須になります)。
3回目に診断の結果を、詳しくご説明しています(特に「なぜこうなったか」「なぜ、ここにこういう問題が出ざるを得なかったのか」「このままの状態であると将来どうなるか」などきちんとていねいに)。
そしてその診断に基づいて、健康と安心を維持・回復するためのチェック体制や治療方法の内容を提示し、その根拠もご説明しながら、患者さんのご意見も頂きながら、治療計画を作成していきます。
正確な診断、明確な見通し、的確な治療が、歯の長生きや長持ちにつながることは言うまでもありません。
予防は、二つのポイントをおさえて
- それはブラッシングで代表されるお手入れ(ケア)と、かみあわせのチェックです。
ケア
- オーラルヘルスは、自分で清潔維持(セルフケア)が基本ですが、やっていることとやれていること、磨いていることと磨けていることがなかなか合っていません。
磨けていない部分にいろいろな問題が出るため、磨いていることと磨けていることをイコールにすることが指導のポイントだと思います。
口の中の清潔度を上げてむし歯や歯周病になれない環境をつくりましょう。
かみあわせ
- むし歯や歯周病のほかに、原因がよくわからない口の中の不調・違和感・痛みはかみあわせが起因していることがあります。
またむし歯や歯周病の原因が実はかみあわせにあったということもあります。
以前とかみあわせが変化してでている症状や、異常なかみあわせでこれから起きることを予測できることもあります。
そのため、かみあわせのチェックは毎回当診療所でおこなっています。かみあわせがおかしくても、助け合ってかみあわせを支えているのもまた、かみあわあせのすばらしいところです!
治療には三つのポイントがあります
- それは、むし歯と歯周病、かみあわせです。
それがつながっているという考えを持ちたいものです。
むし歯
- むし歯の治療は、必要があれば、必要な所に必要なことだけするというのが基本だと思います。
「小さく治して長く持たせる」これにつきるのではないでしょうか。
保険治療では、おそらく最低ランクの点数にしかならないかもしれませんが。
歯周病
- 歯周病の治療は、一般的には予防と同じく清潔にしてくこと、清潔な環境に戻していくことで良いと思いますが、ただし、画一的でなく年齢性別症状に合わせておこなうことが大切だと思います。
かみあわせ
- かみあわせの治療は、あわせること、つくること、もたせることをしていきながら、気持ちよく力が出る状態にすることだと思います。
よいかみあわせで、心も身体もすっきりしていると、これぞ若さの秘訣だと一人ウキウキしてきます。
逆に「頭痛、肩こり、かみあわせ」、「不眠、イライラ、かみあわせ」そんな毎日では、生きるのもつらい。
そして、四つの安心へ
- はなし(コミュニケーション)、こころ(健康哲学)、なおし(謙虚さ)、さきざき(対応)これがそろって信頼関係が強くなり、歯については安心、そんな世界に入ることができます。
- めざせ、患者さんも歯医者も元気で長生き!「わたしの歯のことなら何でも話せる、何でも知っている、わたしの先生」と、患者さんが自慢できる歯医者です。
はなし(コミュニケーション)
- はなしは、対面してコミュニケーションをとるために最も大切にしています。
聞く話すそして話し合うことは、初診の時だけでなく毎回の治療の前と終わりにつくり、その時に流れる空気に、互いの気持ちが溶け合えばと思います。
こころ(健康哲学)
- こころは、歯科医師に明確な健康哲学があって、そこから生まれるぶれない治療方針に、患者さんが共鳴して信頼関係が生まれるのではないでしょうか。
当診療所では、かみあわせ大切主義とデンタルエコロジーです。
なおし(謙虚さ)
- なおしは、患者さんに治療を押し付けない、治療でしばらない、ちょっと適当な言葉が見つかりませんが、やわらかな治療計画を互いに納得しながら、ということかなと思っています。
きちんきちんと丁寧に治療することは当たり前ですが、いつも謙虚な気持ちで、並んだお地蔵さんのような歯を見ています
さきざき(対応)
- さきざきとは、どんなことでも完全はありません。
問題が出たときには、どのように対応すれば最善で安全か、そんなときに発揮する知恵も技術も、これまで患者さんから育ませていただきました。